圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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このマンガが凄い!
という本で一位になった「ブラックジャック
創作秘話ー手塚治虫の仕事場からー」を
読みました。
いやー、手塚先生の創作にかける執念、努力、
そしてひたむきさが、がんがん伝わってくる
作品で、これを読むと僕のやってることなんて
甘すぎて話になりません。

ベレー帽で温厚なイメージの手塚先生ですが
細かいマンガを描くときは、メガネを外し
鉢巻きを締め、棟方志功のように原稿に
目を近づけ、担当編集者曰く「目で原稿を
喰らうように書いていた」とか、
原稿があがり、スタッフに今回の作品は
どうだったかと聞いて回り、ひとりでも
今イチだったなどの感想があれば、とうに
締め切りを過ぎていても、新しい話を描き始める
とか、とにかく物を作る人間なら、バイブルに
してもいい話のオンパレードです。

実際、僕はこのマンガを読んで、俺ごときが
シナリオの書き換えぐらいでぐずぐずしてたら
いかんと、すぐに机に向かい、気がついたら
書き終えてました。
あの天才が、こんなとんでもない努力を重ねて
いたなんて、いや、だからこそ天才なんだと
ページをめくる度に驚かされました。
ずっと傍に置きたいマンガ、
「ブラックジャック創作秘話」は、そんな
作品です。



とりあえずひと息
プレゼン、シナリオ書き、ともに終え、
ひとまず小休止です(監督のダメ出しが
待ってますが)。
でも映画はこれから。今日もスポンサーと
打ち合わせ、その後スタッフとこれからの
資産計画についてミーティングでした。
早くシナリオから離れ、プロデューサーとして
資金集めをしないといけません。
走れ、頑張れ、俺。
でもちょっと、休みたいなぁ。

珍しく勤勉
シナリオに没頭していたこともあり
他の仕事にしわ寄せが来て、僕には
珍しく働いてます。
朝、昼、夜と人に会いお仕事の日々(まぁ、
普通みんなそうなんですけど、ぐうたらな
僕にとってはこれでハードなのです)です。
さあ今日は宣伝会議の講師、ひとつでも
みんなの役に立つこと言えるといいなぁ。
あ、ひとつぐらいじゃ、金返せといわれるかも。
いいなぁ、陽水さんの旅
沢木耕大郎さんの「貧乏だけど贅沢」って
本(旅をテーマにした対談集)を今読んでる
んですが、井上陽水さんがゲストとして
出た回がかっこいいんですよね。
陽水さんは時々、いきなり成田へ行き飛行機
もホテルも何も決めずに行ってしまい、そこで
初めて目的地を選んで切符を買ったりするとか。
いやー、これにはまいりました。
だって、そんなことが出来るのは、相当お金にも
心にも余裕がないと出来ないことですよねー。

沢木さんも当然対談の中でそのようなことを
陽水さんにぶつけます。
すると彼は、有名になると面倒くさいことも
多い、だからある種の贅沢ぐらいはバカヤロー
いいだろういう気持ちがある。
だから成田から何も決めずに飛行機に飛び乗る
ぐらいは許してほしい。

成田にぶらり、飛行機にひょい。
あー早くそんな生活が出来る人に、私はなりたい。

「ロボジー」、う〜ん。
あまり笑えませんでした。
矢口監督の作品は、ファンタジーあふれる
優しい作風で昔から好きなんですが、
今回は全体的になんとも話がゆるく、
パンチが足りない感じで、僕には今ひとつでした。
全編北九州ロケで親近感も湧く作品なんですが
地元を知っているだけに、かえって醒めちゃう
ところもあり(その場面にあそこはないだろう、
なんて勝手に思ってしまうのです)、
のれませんでした。

世間を騙してでもロボットにお爺さんを
入れなければなかった3人の開発者の
やむにやまれぬ感をもっと出してもらえれば
共感できたのに、と個人的には思った次第です。
なんて偉そうに。
実は僕の書いている物語も
同じ問題を抱えてるんですよねー。






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