圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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再読。「ものを創る」 白州正子

ものを見る眼がこれだけ確かな人も少ないだろう。
その彼女が一級の芸術家たちを訪ね、彼らの作品、
人に対し真摯に、ときに冷徹に描く一冊。
名言の宝庫なので一部をご紹介します。


結局、魯山人の芸術の特徴は、その素人的な所にあったと思います。
素人というと、誤解を招くおそれがありますが、技巧におぼれず、
物のはじめの姿というものを、大づかみにとらえていた。


利休がしたことは、芸術を生活に引き離したのではなく、日常の
生活自体をことごとく昇華させたのです。
彼は、多くの罪と汚れを争いに満ちた社会、−豪華と奢侈(しゃし)の限りを
つくした桃山城内に在って、一人井戸の茶碗を見つめていた。
おそらく誰一人ほんとうに解った人はなく、和して同ぜぬ孤独な姿は、
異様に怪物めいて見えたに違いありません。


人目を驚かす技、鮮やかな舞姿、一般人を喜ばせるそれらのものは
往々にして二流の芸術です。


あらゆる芸術の根本姿勢ーそれは、人にサーヴィスするという美徳。


白州次郎、白州正子という夫婦は僕はずっとキライでした。
だってかっこよすぎるし、生まれも育ちも良すぎて、ずるいじゃんと妬んでいたのです。
だから好きな男はと聞かれて「白州次郎」と答える女にも腹が立っていました。
でも彼女の書いたものを改めて読むと、やっぱりすごい
ですね(笑)。
これから白州正子の本をもっと読み返したと思います。

 

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