圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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芥川賞、「送り火」を読んで

新しい才能に出会うのが嬉しくて、
芥川賞作品は毎回読むようにしています。
第159回に選ばれた、高橋弘希さんの「送り火」も、今読了。
田舎町の少年たちの、のどかな日常と突然起こる暴力の
コントラストが鋭利な文章で描かれていて、胸をざわざわ
させてくれます。

 

もう少し具体的に書くと、男だったらわかると思うけど、
子どもの頃和気あいあいと遊んでて、急に餓鬼大将みたいな
やつの空気が変わり、「この崖から飛び降りようぜ」と言い出し、
5,6メートルの高さから決死の思いで飛び降りる。

頸を締められたら気持ちよくなる瞬間があるらしいぜ、と笑いながら言い、
背後に廻り力ごと攻められ、失神寸前になり倒れる。
ある日急に誰も喋らなくなり無視される。

とか、一転して変わるいやーな空気、恐ろしさをこの小説は見事に描いてるのです。
そういう意味では、イヤな―話なんですけどね。

小説もさることながら、著者の高橋さんがインタビューで答えていたことがすごい。


「ある日突然小説を書けるようになった。
大学生のときはあまり上手に書くことができなかったけれど、
それが蓄積となっていたかも。
ただ、今でも、パソコンを離れている間も常にどう書くか
試行錯誤する、ということはあまりなくて、わりと勢いで
書いてる。頭に浮かんでくる映像をそのまま書いてる感じです。
書く場所も、スタバでも自宅でもいいし、iPhoneがあれば
電車の中でも書けます」

 

いやーこういうのを才能というんでしょうね。
羨ましい限りです。

 

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