圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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競馬エッセイ2 「馬主」

言い出しっぺはいつものように、米屋の誠ちゃん。カウンター午後7時。
「自分の馬が持てるとしたらどんな名前つける?俺は、前から考えてある」
これまたいつものようにすぐに食いつく俺。...
「え、どんな」
誠ちゃん、待ってましたとばかりニヤリと笑い、
「イッパツサンプンってどう?」
セレブ奥様瞳ちゃん、「えー下品」
「あれ、その割には早く反応したね。旦那もそのくらい」と旅人、道明さん。
瞳ちゃん真顔で「ここ何年もしてないからわかんない」
                                   
「下ネタはそのくらいでいいから。馬の名前の話。僕はね、
コンドコソ。さあ、4コーナーから直線に入り先頭に立ちました、コンドコソ。コンドコソ、

G1初優勝なるのか!って面白いでしょ」と俺。
「どうでもいいけどみんな馬主になる条件知ってるの」
盲目のマスター片桐さんが薄い赤ワインを舐める。
「知らない」一同。                  
                             
「あのね、まず年収が2年続けて1700万円以上。所得じゃなくちゃダメ。

次に資産が7500万以上。そのかわり賞金は馬主が8割貰える」
「えー8割も。じゃあ金持ちがさらに金持ちになるじゃん」
と旅人。
「でもそのお金の中から関係者に褒賞金も出さなきゃいけないし、

いろいろとかかるのよ。それに次の馬も買わなきゃいけないしね」
初耳だったので、俺が「そんな決まりがあるの」と聞くと、
「強制じゃないけど、JRAの規則では、継続的に調教師に馬を預けられることとあるんだよ」
「そっか、それじゃ俺たちが馬を持つなんて無理だな」
すると米屋、誠、大声で
「大丈夫!競馬で勝って買えばいいじゃん!」
その叫びにみんな声をあわせて
「お前が言うな!」
ちなみに彼の賭け方は3連単を100円ずつ数通り。
                             
その後しばらくして、「あ、でもさ一口馬主って方法もあるけど」とマスター。

うまくいえば名前もつけられるらしい。
さあ、ここからみんな元気を取り戻し、
ノドカラテガ、ウンダメシウンダヨリ、タネウマキング、
ドコマデモカケル、ホナサイナラ、アサマデノムヨ……、
とバカ名前の連呼。
                            
俺は彼らを見ながら、「友達は自分の鏡」という言葉を思い出し、小さくため息をついた。

 

 

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