圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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いやー、笑った。 「人生パンク道場」  町田康

やっぱり彼は天才です。
いわゆる人生相談本なんですが、
その答えの発想と論理が
とんでもなくすごくて、いいのです。
                            
真摯に読者の相談に乗る姿勢と、飛び具合が
見事で、笑いながら感動さえ、与えてくれます。
                            
たとえば、「趣味でバンドを組んでいて、その中の
ひとりとつきあってる女性が、別のメンバーを好きに
なって仕方ない。どうしたらいいか」という相談に
町田はこう答えていきます。
ちょっと長いけど、最高な答えなので
おつきあいを。
                            
それは気まずい。でも恋するのは仕方ない。
        ↓
だから解決法の根本は、気まずさを緩和すること。
        ↓
ではどうすればいいのか。メンバーを増やせば
いい。
        ↓
いま仮にギター、ドラムス、ボーカルの四人編成だと
すれば、とりあえずはキーボードを入れよう。
4人のときよりは気まずさを減り、音楽的に
彩りが出来る。
        ↓
しかしそれでもかなり気まずいので、次に
パーカッションを入れよう。
どうせなら、コンガ、マラカス、タンバリン、
ビブラフォンとかがずっと鳴ってる曲を書いて、
一挙に四人くらい増やそう。
        ↓
そうするとメンバーが十人になってかなり気まずさが
減る。しかしまだまだ親戚の集まりくらいの人数に
過ぎず、気まずいのは気まずい。
        ↓
そこでホーンセクションを導入しよう。
トランペット、サキソフォン、トロンボーンなどを
入れ、ジャズにビックバンドのようにしよう。
それぞれ4名ずつのアンサンブルにすれば
一気に22名の大所帯となり、なかには下の名前
しか知らないとか、あだ名しかしらない人も出て来て、
ここまでくれば気まずさもかなり薄まる。
        ↓
けれども昔からの経緯を知っている人もあり、
その人が、喋りだった場合、噂が広まる可能性が
あるので、もう少しばかり増やす必要がある。
        ↓
いっそのこと交響曲を書き、管弦楽団とすれば
ちょっとした会社程度の人数になって、
すれ違っても目礼程度という人がほとんどとなり、
気まずさはほぼ解消する。
        ↓
でもここで問題がひとつある。
それは素人、趣味でやっている程度の人に
交響曲が書けるかどうかということ。
無理かもしれない。
        ↓
その場合は、エグザイル的に大量のダンサーを
入れよう。
        ↓
ただそれだけの人数になると、移り気なあなたは
他にもっと気になる人が出てくるかもしれない。
そのあたりを十分に見極めて行動してほしい。
                            
……どうですか、素晴らしいでしょ、この論理展開。
ここで大笑いした方は、まぎれもなく、僕の大好きな
人です。

 

長文失礼しました。

 

 

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