圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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アメリカと戦いながら日本映画を観た   小林信彦
                            
この時期になると、太平洋戦争に
関する未読の本を、必ず一冊は読むようにしている。
忘れないためだ。
                            
今年選んだこの本は、
1940年から47年、著者が8歳から15歳
までの日々が、戦時下の数々の映画ともに描かれて
いる。
一人の少年が戦下の日々をどのように過ごし、成長
したかが、手に取るようにわかる。
                            
印象的だった文章を紹介します。
                             
開戦一周年の特撮映画(1942年)
                            
戦争がはじまるとすぐ、(親米英といふ思想)を
忘れてしまった。と、ぼくは書いた(中略)。
(戦時下の子供の心理)については、もう少し説明が
いるだろう。
ぼくをふくむ子供たちが(米英的なもの)を無意識の
うちに求めていたことは、まず確かである。
とくに映画館へ行く時はそうであった。
理由は簡単だ。そもそも、映画というものが(米英的な
もの)だからである。理屈ではなく皮膚感覚で知っていた。
ではなぜ、(親英米などといふ思想)を忘れたか?
答も簡単である。米英の国民性がいかに残虐かという
宣伝を、くりかえし、頭につめこまれたからである。
具体的な例を出そう。
(アメリカ人はどういう奴らか)を画面でみせる
宣伝映画があった。
たとえばー。
列車の外をインディアンの少年が馬に乗って走っている。
すると、車中の二人のアメリカ人が、一発で倒せるか
どうかという賭けをする。一人が銃をかまえて、発射。
少年は馬から転げ落ちる。
この映像には戦慄した。こいつらは白人以外を人間と
思っていないのだ、と憎悪した。
                            
太平洋戦争については、かつて3年間かけて
ドキュメント制作に携わった僕としては
それなりに史実を知っているつもりですが、
こういったリアルな細やかな生活史を
読むと、まだまだ何もわかってないんだなぁと
思います。
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