圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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今更ながら、読了。「船を編む」 三浦しおん

子どもの頃から言葉フェチで
CMのコピーやナレーションの
フレーズ、映画や芝居、ドラマの
セリフ、歌の歌詞、友人が何気に発した
一言など、とにかく言葉に反応してました。
それは今でも同じ。

 

そんな僕にとっては、辞書を作る人々を描いた
この本は、必読の一冊だったんですが、
映画を観ただけで、まだ読んでませんでした。
今回読み終えて、改めて思ったのは、言葉に対する
作者の愛ががんがん伝わってきたということ。
たとえば、こんな文章。

 

「なにかを生み出すためには言葉がいる。岸辺はふと
はるか昔に地球上を覆っていたという、生命が誕生する
まえの海を想像した。混沌とし、ただ蠢くばかりだった
濃厚な液体を。ひとのなかにも、同じような海がある。
そこに言葉という落雷があってはじめて、すべては
生まれてくる。愛も、心も。言葉によって象られ、昏い
海から浮かび上がってくる」

 

「言葉は、言葉を生み出す心は、権威や権力とはまったく
無縁な、自由なものなのです。また、そうであらねばなら
ない。自由な航海をするすべてのひとのために編まれた船。
大渡海がそういう辞書になるよう、ひきつづき気を引き
締めてやっていきましょう」

 

読んで良かった。

 

そしてもう一冊おすすめは、原田マハ著
「異邦人(いりびと)」
これまでのアーティストが主役の物語ではなく、
絵の買い手にスポットを当てた、芸術至上主義の
私設美術館、女性副館長を主役にしたところが
にくい小説。
舞台は京都。四季折々の風景描写もすぐれていて
京都にいきたくなる一冊です。

 

 

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