圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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利休のしたたかさ、凄み 「茶聖」

己の芸術、美意識を武器に権力者と
渡り歩いた利休という存在に
昔から興味があり、ずっとまつわる
本を読んできた。
この小説には、利休の思想が
わかりやすく描かれている。

 

たとえば、
高山右近に「茶人とは仮の姿、尊師は神になろうとして
いるのでは」という問いに、利休は答える。
「それは違います。茶の湯は宗教ではありません。
人の心を慰めるものの一つです。(略)われらは
権勢を持つ者たちの横暴を抑え、世に静謐をもたらし
誰もが生きることに喜びを見出せる世を作っていかねば
なりません」

 

そんな利休を著者はこう書き記す。
利休には「異常なまでの美意識」という聖の部分と
「世の静謐を実現するために権力者の懐に飛び込む」と
いう俗の部分があった。この水と油のような二種類の
茶が混濁され、利休という人間が形成されていた。

 

僕が利休に魅かれるのも、まさしくそんなところなのです。

 

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