圭さん日記

放送作家・脚本家、高坂圭のブログ。

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面白すぎて一晩で読了! 「星になれるか」 生島治郎

1964年〜78年の作家たち
との交友録をハードボイルド作家が
綴った本作品は、野坂昭如、吉行淳之介、筒井康隆、
小松左京、五木寛之、結城昌治、etc、
綺羅星のような作家が次から次に登場するのだから
面白くないわけがない。 
 

なかでも吉行さんとの交流は、僕が最も敬愛している
作家だけにうらやましくて仕方ないが、実はひとつだけ
思い出がある。 
 

それは僕が最初の映画「千年火」(監督・瀬木直貴)で
プロデューサーと脚本を担当したときのことだ。
出演者のひとりであった吉行和子さんに僕は言った。
「淳之介さんの大ファンで、ガンになられたときに
お手紙を書こうかと相当に悩んだ。でも僕みたいな雑文書き
が吉行さんに手紙を書くのは失礼だと思い断念した」 
 

すると和子さんは、
「高坂さんみたいな方に書いて欲しかったわ。兄はね、
死ぬ少し前にため息交じりにこう言ったの。僕の小説なんて
みんな忘れるんだろうなって。そのときに高坂さんが
ファンですと熱い想いを書いてくれたら、兄がどれだけ
心強かったか」 
             

僕はそのときに誓った。
これからは臆せず、自分を感動してくれたものに対しては
ラブレターを送ろう。
以来、それだけは守っていて、テレビ、映画、作家、問わず
感動したらその思いを伝えるようにしている。
そのおかげでいろんな方と知り合いにもなれた。
これも吉行和子さんのおかげだと感謝しています。

 

 

 

 

 

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